甜茶は中国茶の一種であり、「甜」の文字は甘いを意味し、中国では、バラ科の甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)等が甜茶として知られていて、花粉症などのアレルギーによいとされている。
カキ(柿)は古くから果実として日本人にとって馴染みの深い食品で、カキのへたはしゃっくり止めの漢方薬である。最近では果実や葉に含まれるタンニン(カキ渋)、ビタミンCが注目されている。タンニン(カキ渋)には血圧降下作用があると言われている。
バナバは、インドネシアやタイなどの熱帯、亜熱帯地域に分布する常緑高木で、フィリピンでは糖尿病を治療する民間薬として飲用されている。俗に、「血糖上昇を抑制する」「肥満を予防する」などといわれている。
クマザサは、山間部に野生で生息しているササの一種であり、一部では人工的に栽培されている。クマザサの葉を用いた健康茶が飲用され、「健康の維持・増進に効果がある」、「美容に良い」などといわれている。
原料として安定確保ができ、かつ日本人になじみが深く、安全性が担保できること。特にお茶は昔から日本人が飲んできた歴史があります。ただ、緑茶などチャノキ由来のお茶にはカフェインがあり、体質によって飲用制限があることから、健康茶(野草茶、ハーブティー)に着目しました。健康茶は、さまざまな植物素材(花、果実、種子など)が利用されており、民間薬(代替医療)としても利用されています。カフェインを含まないため飲用制限が少ないことも選択した重要なポイントです。また、急性毒性試験、変異原性試験(Ames試験)、残留農薬試験などの食品としての安全性試験を実施。さらに健常男性による推奨摂取量の5倍にあたる1,500mg/日の4週間連続摂取試験により安全性を確認しています。
結果として、日本人には食経験が豊富かつなじみが深く、植物分類学的に異なる植物種である健康茶4種類「テンヨウケンコウシ(甜茶)」「柿の葉」「クマザサ」「バナバ」が、うなはたけ®ハーブエキスの素材として選ばれました。