糖化とは、グルコースなどの還元糖とタンパク質の非酵素的化学反応。この糖化反応により生じるAGEs (Advanced Glycation Endproduct:最終糖化生成物)が生体組織中のタンパク質を変性させて機能低下を起こす原因と考えられている。肌の場合は、コラーゲンやエラスチンなどのタンパク質が糖化してAGEsが増加することで肌の弾力性やハリが低下したり、肌がくすんで見えるといわれており、特に肌弾力が低下するのは、真皮層に蓄積されたAGEsが線維間架橋を形成する結果、線維と線維の間が固定され、しなやかさが失われることで起こります。また、AGEsの1種であるカルボキシメチルリジン(CML)は、代謝の遅い真皮コラーゲン線維や弾性線維だけでなく、代謝回転の速い表皮にも存在しています。

《研究テーマ》
■身体における老化度の診断と評価方法の確立
■加齢に伴う筋肉量の退行性変化
■ヒトにおける老化促進因子の研究(酸化ストレス・糖化ストレス・心身ストレス・生活習慣など)
■ヒトおよび実験動物の酸化ストレスや糖化ストレスに関する基礎的研究
■地域医療および労働衛生におけるエイジングケアのエビデンスの構築
《研究テーマ》
■糖化ストレスマーカー測定方法の研究
■糖化ストレス制御物質の研究
■糖化ストレス生成物の分解・排泄経路の研究
【研究室の詳細はHPでご確認ください】
http://www.yonei-labo.com