近年、AGEsは認知症の発症にも
関わっていることが明らかになってきました。
加齢に伴う認知症の有病率を調査した結果では、
糖化リスクの高い糖尿病患者は
糖尿病でない人と比べて、65歳以上で
糖尿病患者が数倍高いということが報告されています。
また認知症で最も多いアルツハイマー型の
認知症患者の脳内には、
認知症でない人の脳内よりもAGEsが
3倍程度多く蓄積していたとのことです。
さらに認知症患者の脳に特徴的な老人斑の周囲には、
AGEsが蓄積していたとの報告もあります。
認知症と糖化の関係についての研究はまだ端緒ですが、
今後、注目していきたい関係です。